社会医療法人 博友会

社会医療法人博友会は医療・看護・介護を通して地域に貢献いたします。

うつ病かも?親に言えないと悩む中学生のあなたへ

うつ病は、しっかり休んでエネルギーを蓄えることが必要になってきます。親からのサポートがあれば、よりゆっくり休みやすくなります。

この記事では、一人で抱え込まずに、周囲のサポートが得られるように、親に自分の気持ちを伝えるお手伝いになればと思っています。

うつ病かも?中学生などの学生が親に言えない理由

うつ病は不安や意欲、集中力の低下といったうつ病の症状そのものが、より親に伝えることを難しくしてしまっていることがあります。

また、親に迷惑をかけるから、心配かけそう、忙しそうだから、などいろいろ考えてしまい相談するタイミングを逃し、やっぱり言えないと思ってしまうことが多いようです。

1人で病院を受診できるのは何歳から?

各病院で対応が異なります。しかし、中学生で初めていく病院を見つけるのはかなりむずかしいです。一人で受診できた場合でも、親にばれないように。というのは不可能です。

保険証を使って受診すると、親(被保険者)に「医療費通知書」が定期的に届く仕組みになっていて、受診したことがわかってしまいます。

親に迷惑をかけたくない。と悩み、相談できずに悩んでいる人も多くいます。ただ、こころの病気は、早めに治療を始めたほうが、治りがはやくなります。

うつ病の症状を知って、親に困っていることを相談することはとても大切です。

しかし、親以外に話を聞いてもらいたいと思ったときは、こころの病気について無料で相談できる「精神保健福祉センター」という支援機関が各都道府県にありますよ。

「思春期のうつ」ってどんな症状がでるの?

まず、うつ病になると、どんな症状がでるのかを紹介します。この症状がある程度の期間継続しているようなら、親御さんに症状を伝え、病院を受診し、専門の先生にアドバイスをもらうことをおすすめします。

精神症状

  • ゆううつな気分が続く
  • 楽しい、面白いと感じることがない
  • 何をするのにも、やる気がでない
  • 集中できない

身体症状

  • 眠れない、起きれない、夜中に目が覚める
  • 朝は元気がでないけど、お昼以降になると回復する
  • 一日中だるい
  • 食欲が出ない

「うつ病かも。」と思った時、どうやって親に伝える?

まずうつ病とは何か、家族に理解してもらう必要があります。

最初に紹介した、うつ病の症状があることを伝え、相談してみましょう。

うつ病は誰でもかかる可能性があり、気分の落ち込みや、やる気がでない、といった症状は、自分だけの努力や気合ではどうにかできるものではなく、通院治療や十分な休養が必要なこと。

自分の力だけでは、体調が治らないことを伝え、「病院で相談してみたい。」や「今はゆっくり休みたい。」など、自分の思いを伝えてみて。

「うつ」は心が、ガソリン切れを起こしている状態。しっかり休んで、ガソリンを補給することがとても大切です。

うつ病のことを伝えるメリットとデメリットとは?

メリット

うつ病は「まずしっかり休むこと」が大切です。伝えることで、家族に頼ったり、協力してもらいやすくなります。無理をし続けると、うつが重症化して治りにくくなってしまう場合もあるので、家族の理解と協力を得られることは、とても大きいメリットです。

デメリット

説明することで様々なサポートを受けられる反面、自分のことを説明することに、心理的負担を感じることになるかもしれません。

親御さんがうつ病とは、どんな病気かまだ理解できていなく、分かってもらえない可能性もゼロではありません。

そんな時は下記の記事に、「思春期のうつ病の治し方」についてまとめているので、こちらが参考になれば嬉しいです。

親以外に相談できるところはある?

精神保健福祉センターという心の病気について幅広く相談にのってくれる支援機関があります。医師、保健師、カウンセラーなどが常勤し、無料で相談にのってくれます。対面だけでなく、電話で相談することもできますよ。各都道府県にあるので、今住んでいる都道府県の精神保健福祉センターを探してみてください。

うつ病は早期に対応することが大切

親に「つらい」という気持ちを伝えることは、自分の弱さや甘えではありません。これから強く生きていくためにも、今は体の調子を整える必要があります。

親御さんと一緒に病院を受診して、早期に治療を開始することが、うつ病を改善させるためには、とても重要なことです。

博友会はあなたの心の健康を願っています

「平岸病院」は北海道赤平市にあります。心の症状や病気を専門的に扱う精神科があります。

気になることがあれば、外来の診療も行っていますので、親御さんと一緒に相談しにきてください。

博友会は精神科救急医療として「時間外診療」も行っています

平岸病院では休日・祝日を含む365日、時間外診療を実施しております。心の体調が悪い時、医師の診察を受けたい時はお電話いただければ、夜中でも診察させていただきますのでまずはお電話ください。

電話番号:0125-38-8331

アクセス方法:

交通機関

◆JR⇒ 〔根室本線〕平岸駅下車(徒歩7分)

◆中央バス⇒

〔滝芦線〕〔砂芦線〕新光町停留所下車(徒歩1分)

〔高速ふらの号〕平岸停留所下車(徒歩7分)

駐車場も完備しておりますので、お車でもお越し頂けます。

まとめ

人に伝えるということは、大人でも難しいことです。自分には、「こんな症状がある。」など具体的に起きていることを伝えることで、親も状況を正しく理解することができます。

うつ病は、「しっかり休むこと」がとても大切です。そのため、親からの理解とサポートはとても重要です。今回の記事が、親に自分の気持ちを伝えるお手伝いになれば嬉しいです。