社会医療法人 博友会

「精神科に行った方がいいかわからない」

「精神科ってどんなことを治してくれるの？」

精神科は普段関わらない分、不明なことが多く中々受診に踏み出せない診療科かと思います。

そこで今回は、精神科として多くの患者さまと関わらせていただく博友会が、精神科について説明した後に、精神科ではどのような症状に対応できるか、精神科を受診した方が良い人はどのような人かを解説します。

特に精神科を受診するか迷われている方向けに、セルフチェックシートも用意しておりますので受診の目安にしていただけると幸いです。

精神科に行った方がいい人は？

精神科に行った方がいい人とはどういった人かを知るには、精神科がどういった場所であるかを知る必要があります。

そもそも精神科とは

精神科と一口に言っても、対応する精神疾患はさまざまです。例えば、以下のような精神疾患を抱える患者さまが受診されます。

• うつ病
• 認知症
• 統合失調症
• 依存症（アルコールやギャンブル等）
• 自閉スペクトラム症
• 社交不安症
• 睡眠障害
• 発達障害
• 心的外傷後ストレス症候群（PTSD）
  など

治療については基本的に薬物療法を中心とし、運動療法や認知行動療法を組み合わせて行うケースが多いです。疾患により細部治療内容が異なりますのでご注意ください。

では、どういった症状であれば精神科が特に対応できるのかを見ていきましょう。

精神科が対応できる症状

精神科はその名の通り、気持ちに関する症状に対応できる診療科です。また、精神疾患が原因で起こる身体症状も対応可能な症状になります。

精神科では、具体的に以下のような症状に対応可能です。

※上記はあくまで一例です。その他不安なことや症状がありましたら問診の際に遠慮なくお申し付けください

精神症状が無く、身体症状のみの場合は整形外科や内科などで一度診断してもらいましょう。その上で、どこにも異常が見られない場合は、精神科への受診をおすすめします。

精神科に行くべきかセルフチェック

ここでは精神科に行くべきかのセルフチェックをしてみましょう。代表的なうつ病の症状をもとにセルフチェックしていきます。

以下の内容に当てはまる数が多いほど、うつ病の可能性が高いです。

【うつ病】直近2週間で以下のような症状がある

• 1日中憂うつで沈んだ気持ちの日がほぼ毎日だった
• いつも楽しめている趣味が楽しめなくなった
• 食欲が低下or増加し、体重が変化した
• 眠りが浅い、入眠までに時間がかかるようになった
• 落ち着かなくなり、座っていられなくなった
• 毎日体のだるさを感じる、気力がない
• 1日で10時間以上睡眠をとることが多い（横になっている時間を含む）
• 手足が鉛のように重い
• 何をするにもおっくうだと感じる
• 死にたいと思ってしまう

上記に当てはまる場合、早期に受診しましょう。

うつ病の場合、早期の治療ほど効果が高い

うつ病は治る疾患です。しかし、進行していればいるほど治るまでの期間が長くなります。

個人差はありますが、治療には発症から治療開始までと同様の期間を必要とするケースが多いです。

逆に言えば、早期発見・早期治療を行うことで治す期間が短くなる可能性が高いです。仮に休職したとしても、数ヶ月で復帰可能になるケースも多々あります。

2週間近く気分が優れない、気持ちが沈んだままの日が続く場合は一度専門医にご相談ください。

博友会は精神科救急医療として「時間外診療」も行っています

平岸病院では休日・祝日を含む365日、時間外診療を実施しております。心の体調が悪い時、医師の診察を受けたい時はお電話いただければ、夜中でも診察させていただきますのでまずはお電話ください。

電話番号：0125-38-8331

アクセス方法：

交通機関

◆ＪＲ⇒ 〔根室本線〕平岸駅下車（徒歩７分）

◆中央バス⇒

〔滝芦線〕〔砂芦線〕新光町停留所下車（徒歩1分）

〔高速ふらの号〕平岸停留所下車（徒歩７分）

駐車場も完備しておりますので、お車でもお越し頂けます。

まとめ

精神科に行った方がいいか悩んでいる場合、まずは精神症状と身体症状を確認しましょう。身体症状のみの場合は整形外科や内科を受診します。

精神症状がある場合は早めの段階で精神科を受診しましょう。特に2週間近く気持ちが沈んでいる場合や睡眠に関する悩みがある場合はうつ病の可能性もあります。

早期発見・早期治療が治療期間を短くする鍵となります。特にセルフチェックで当てはまる項目が多かった方は、早い段階で専門医への相談をおすすめします。

うつ病を治すまでの期間や治療方法については、以下の記事で解説しておりますのであわせてご覧ください。

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