うつ病は今日明日で治るものではなく、この先どうなるんだろう?と不安に思うことも多いと思います。
そこで今回はうつ病が治るきっかけと、治るまでの一般的な期間、日常生活で気をつけることについて解説します。
回復する過程をお伝えすることでうつ病で苦しい思いをしているあなたの助けになれれば幸いです。
目次
うつ病治るきっかけ は「自信の回復」であることが多い
うつ病が治るきっかけの一つに「自信の回復」があります。うつ病になると症状としてマイナスな思考になってしまうことが多いです。
「自分は無価値な人間だ」「自分は周りから必要とされていない」と思い込んでしまい心身のコントロールができなくなることも。
まずは休息し、回復に専念した後、回復し始めたら徐々に人の役に立つことをしてみましょう。例えば、家事を手伝ったり、近所での買い物に付き添ったりなど。
ありがとうと言ってもらえること、人の役に立ったことを実感することで自信の回復に繋がり、うつ病が良くなるケースがあります。
どのくらいの期間で治る?
うつ病は通常6ヶ月〜12ヶ月続いた後に軽快すると言われている疾患です。しかし、適切な治療を受けた場合は3〜6ヶ月と期間を縮めて回復できるケースも多いです。
うつ病はある日突然治るといったものではありません。症状の改善・悪化の波を繰り返しながら徐々に徐々に回復する疾患です。
焦ってしまうとかえって症状を悪化させることもあります。一般的なペースと違うからと言って焦らず、あなたのペースで治療していくことが大切ということも覚えておきましょう。
うつ病が治るまでの生活や治療について
ここではうつ病が治るまでの生活や治療について、気をつけることを含め解説します。
普段の生活で気をつけること
普段の生活で気をつけることは、焦って直そうとしないこと、自己判断で薬や通院をやめないこと、重要な決断をしないことです。
うつ病は治療期間も長くなることが多く、経済面や気持ちの面でも不安が大きいと思います。しかし「良くなったから」と自己判断で通院や服薬をやめてしまうと悪化したり、再発したりすることが多い疾患でもあります。
そのため、焦らずに専門医のアドバイスを守りつつ治療していく必要があります。
普段の過ごし方について詳しくは以下の記事で解説しています。自宅での過ごし方は回復にとって重要ですので、ぜひ一度ご覧ください。
主な治療について
うつ病は主に以下の治療を組み合わせて行います。
- 休養
- 薬物療法
- 精神療法
- 環境調整
何より大切なのは休養と薬を飲み続けることです。そのために、休める環境を整える必要があります。また、うつ病は考え方のクセが原因の一つです。再発を防ぐためにも、回復してきたら認知行動療法などでうつ病になりにくい考え方を身につけていくことになります。
治療法について詳しくは以下の記事で解説しておりますので、あわせてご覧ください。
うつ病は治る病気なのでじっくり治療する
うつ病は正しく治療すれば治る病気です。
しかし、自己判断で通院や服薬をやめてしまうと、再発しやすい病気でもあるため、必ず専門医が定めた期間の通院・服薬を行うようにしましょう。
また、通院や薬を飲む期間が終わっても、心配ごとがあればすぐに相談してください。
心配があればすぐに病院へ相談を
うつ病は回復に向かっていても、日によって調子が悪いということもあります。治療について心配がある、どうしても気分が沈んで困っている場合は病院へご相談ください。
相談することで、カウンセリングを受け心を落ち着かせることや、今の症状にあった薬、生活スタイルなど、今ある辛さを解消した上で回復に向けて進んでいけます。
私たち博友会が運営する「平岸病院」と「北の峰病院」でも、365日時間外診療を受け付けていますので、昼夜問わずいつでもご相談ください。
博友会は精神科救急医療として「時間外診療」も行っています
平岸病院では休日・祝日を含む365日、時間外診療を実施しております。心の体調が悪い時、医師の診察を受けたい時はお電話いただければ、夜中でも診察させていただきますのでまずはお電話ください。
駐車場も完備しておりますので、お車でもお越し頂けます。
まとめ
今回はうつ病が治るきっかけについて紹介しました。症状の波はあるものの、治療を続けていけばうつ病は治る病気です。専門医に相談しながら二人三脚で治していきましょう。
博友会ではこの他にも、うつ病で悩む人にとって助けになる情報を多く発信しています。あなたの悩みが一つでも解決できれば幸いですので、よろしければご覧ください。