「最近パートナーの様子がおかしい…表情も暗いしうつ病かも?」
パートナーの様子が普段と大きく異なると心配ですよね。もし仮にうつ病だった場合、放置してしまうと治療が大変になります。
そこでは今回は、恋愛でうつ病の人がとる行動・特徴5つと、パートナーの方ができることを解説させていただきます。
恋愛のどんなシーンで、うつ病に気付けるかも解説していますので、参考にしていただけると幸いです。
それでは、早速見ていきましょう
目次
恋愛時にうつ病の人がとる行動・特徴5つ
恋愛時にうつ病の人がとる行動と特徴を見ていきましょう。
- 食欲がない・急激に痩せた
- いつも眠そうにしている
- 性欲がなくなった
- 部屋が散らかっている
- LINEの返信が極端に減った
ここで大切なことは、パートナーの方が変化に気付いてあげられるかどうかです。一つひとつ内容と見るべきポイントを解説していきます。
食欲がない・急激に痩せた
うつ病の症状の一つに、食欲が無くなることがあります。ダイエットなどの理由なく、デートの時に食べる量が減った、家でもご飯やお菓子を食べている事を見かけない時は要注意。
急激な体型の変化についても、気付けるポイントです。
いつも眠そうにしている
うつ病になると睡眠障害を発症するケースが多いです。また、逆に過眠の症状が出ることもあり、眠そう・だるそうにしている場合は睡眠に問題がある可能性も。
映画館で寝ていた、家に居てもずっと横になっているなどが気付けるポイントです。
性欲がなくなった
性欲が減退するのもうつ病の症状の一つです。性交の回数が減った、以前より楽しそうでないといった場合に気付けるかもしれません。
時に、恋愛感情そのものが薄れていると感じるかもしれませんが、もし仮にうつ病の場合本人には余裕がないと理解してあげてください。
部屋が散らかっている
うつ病になると、部屋の片付けをする気力も無くなるケースが多いです。例えば以下の通り。
- 服を脱ぎっぱなしにしている
- 食べた弁当のゴミを机の上に置きっぱなしにしている
- トイレが汚いまま
など
元々綺麗好きのパートナーであれば特に気付ける部分なので、「うつ病かも?」と思ったら部屋の状況を確認しに行くのも一つの手です。
LINEの返信が極端に減った
うつ病になると、気力が無くなるためSNSの返信も面倒に感じます。既読がつかない、ついているのに返信が翌日になる、などの場合は注意しましょう。
ここまで紹介したような行動・特徴が見られた場合、パートナーとしてできることもあります。次の項目で見ていきましょう。
うつ病の疑いがある場合にパートナーができること3つ
うつ病の疑いがあるパートナーにできることは以下の通りです。
- 話を聴く
- 大きな決断をしない
- 病院へ相談する
一つひとつ見ていきましょう。
話を聴く
まずできることは、話を聴くことです。この際、大切なのは「アドバイスをしないこと」。パートナーの方が辛いこと、苦しんでいることにそっと耳を傾けることが大切です。
ただし、人と話すことそのものがストレスになってしまう場合があるので、受け入れる態勢を取りつつ、打ち明けてくれるまでは見守りましょう。
大きな決断をしない
うつ病の時は抑うつ状態で、食欲不振、睡眠不足など、正常な判断が難しい状態にあります。ここで大切なのが「大きな決断、重要な決断をしない」ということ。
恋人関係であれば、「もう別れよう」や「仕事辞めようと思う」という言葉がパートナーの方から出るかもしれません。
そんな時はそっと「今は特に疲れているから、一旦休んで元気になってからまたその話しよう」と、回復を促してあげてください。
病院へ相談する
最も理想的な方法は、病院へ連れて行くことです。パートナーの方だけの通院は不安も大きいと思いますので、付き添いいただけるとより回復に向けたお話しができるかと思います。
精神科へ連れていくことが本人を傷つけることになるのでは?と心配な場合は以下の記事で方法を解説しているのでご覧ください。
うつ病と診断されたあと
うつ病と診断されたあと、最も重要なことは「対応を変えない」ことです。今まで通り接し、注意深く見守ることが大切になります。
また、具体的な行動としては家事など日常生活の負担を減らすための手助けや、耳を傾ける姿勢は心の支えになります。
継続した通院と、薬の服用などによりうつ病は治療できます。本人だけですと途中で通院をやめてしまう可能性もあるため、そういった意味でも近しい方の見守りと協力が必要不可欠です。
まとめ
今回は、恋愛のシーンにおいてうつ病の人がとる行動と、パートナーの方が気付けるポイント、具体的な行動について解説させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。
恋愛時にうつ病の人がとる行動・特徴
- 食欲がない・急激に痩せた
- いつも眠そうにしている
- 性欲がなくなった
- 部屋が散らかっている
- LINEの返信が極端に減った
うつ病の疑いがある場合にパートナーができること
- 話を聴く
- 大きな決断をしない
- 病院へ相談する
あなたのパートナーが苦しい思いをしているなら、一度ご来院ください。プロの視点から、一緒に治療を目指し少しでも気持ちが楽になるご提案ができればと思います。
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