長く一緒に過ごす家族だからこそ、かかるストレスも大きなものになります。例えば以下の通り。
- 親が褒めてくれず、自分には価値が無いと思ってしまう
- 夫が家事をせず、自分が育児と家事を全部やっている
- 姑の小言が多く、何か伝える度に嫌味を言われる
など
これらのようなストレスを抱え続けてしまうと、うつ病に繋がることも数多くあります。そこで今回は、家族が原因でうつ病になるケースと改善策を紹介させていただきます。
この記事を読めば、具体的な解決策の糸口を見つけられますので、今辛いあなたに参考にしていただけると幸いです。
この記事はうつのような症状でお悩みの方向けに掲載しています。ご自身は健康で、「ご家族の方がうつ病かもしれない」という方は以下の記事をご覧ください。
それでは、紹介させていただきます。
目次
家族が原因でうつ病になるケースと改善策
早速ですが、家族が原因でうつ病になるケースと改善策を見ていきましょう。
親から子供への接し方に問題がある
親御さんの対応が間違っていたばかりに、お子さんがうつ病を発症してしまうケースも多くあります。
まだ社会に出ていない子どもの世界は非常に狭いものです。一般的に言われる毒親だったとしても、お子さんはそのことに気付けない、対処できないことがほとんど。
改善策
大切なことは、無条件に肯定してあげることです。「テストで良い点を取ったから褒める」「サッカーの試合で勝ったから褒める」という条件付きで褒めるのでなく、「あなたはあなたのままで素晴らしいんだよ」とありのままの姿を褒めることでお子さんは安心します。
ありのままを褒めることは自己肯定感を上げることに繋がり、社会に出てからの人間関係や仕事に大きく影響します。
夫婦間のストレス
夫婦間の小さなストレスが積み重なって、心の調子を崩してしまうケースもあります。例えば、「旦那が家事をしない」「いつも帰りが遅い」「育児を妻に任せきり」など。
改善策
一般的な改善策になりますが、一例を紹介します。
- 完璧にこなそうとしない
- 二人で話し合う時間を設ける
- 家事の分担を提案する
相談してみると、意外に「全然気付かなかった、そんなに負担に思っていたんだね」ということも珍しくありません。まずは口に出して、二人で話し合いながらストレスを軽減していきましょう。
嫁姑の関係が悪い
一緒に住む前は円満な人間関係を築けていたものの、一緒に住み始めると嫁姑関係が悪化する、ということも珍しくありません。
姑が細かい部分にまで口出しをしてきてストレスが溜まる、息子の嫁がだらしなくてストレスが溜まる、双方にストレスを感じる要因があるケースも多く見られます。
改善策
旦那さんに間に入ってもらうことが効果的です。直接伝えると口論になってしまう、嫌味を言われてしまう場合でも、実の息子である旦那さんから伝えてもらうと角が立たないということは多く耳にします。
また、可能であれば距離を取ることをオススメします。休日は友人とカフェに行ったり、映画を見に行ったりなどして上手くストレスを逃がしましょう。
介護疲れ
親の介護や老老介護で疲れてしまい、うつ病を発症してしまうケースもあります。介護うつという通称もあるほど、現代では介護により心身共に疲れ果ててしまう人が多いのです。
改善策
老人ホームやデイサービス、訪問介護など現代は様々なサービスがあります。サービスを利用し介護をしてもらうことは薄情なことでなく、大切な人とご自身の健康を両立するために大切な手段の一つです。可能であれば積極的に利用し、健康を保ちましょう。
うつ病が改善しない場合には精神科へ相談しましょう
もし憂鬱とした気持ちが晴れない、今うつ病と診断されているけれど、一向に回復しないという方は、一度精神科に行くことをおすすめします。
プロの視点から、治療方針の見直しや、環境改善の提案などをすることもできます。「頑張らないと」と抱え込むのではなく、辛さを吐き出して少しでも楽になれる方法を共に考えていきましょう。
社会医療法人博友会は「精神科救急医療」体制が整っております。
平岸病院では休日・祝日を含む365日、時間外診療を実施しております。
駐車場も完備しておりますので、お車でもお越し頂けます。
まとめ
今回は、家族が原因でうつ病になるケースと改善策を紹介させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。
- 親子で接する場合は無条件に褒めることを大切にする
- 夫婦間にストレスがある場合は、二人で話し合いストレスを軽減する
- 嫁姑関係が悪い場合は、旦那さんに間に入ってもらう、可能な限り距離をとる
- 介護疲れがある場合は、介護サービスを利用する
あなたの心が少しでも楽になることを願っております。辛さを吐き出す場所が無いようでしたら、私たち「博友会」にご相談ください。
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