長引く新型コロナウイルスの感染拡大。収束の見通しが立たないなか、経済不安や生活不安で気持ちが滅入っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
最近は、コロナ禍の影響で心を病んでしまう「コロナうつ」が世界的に急増しているとOECD(経済協力開発機構)より報告されています。
今後もコロナの混乱が続くとなれば、自分や他の従業員がコロナうつにならないように何らかの対処をしなければなりませんよね。
そこで今回は、コロナ禍で急増する「コロナうつ」の対処方法や、万が一なってしまった場合の治療方法について解説します。
【こんな人は必読】
- テレワークで外に出る機会がかなり減った
- 最近やる気がでない
- 部下の様子がおかしい
- 在宅ワークで部下とのコミュニケーションが減った
- ネガティブな考えになることが多くなった
- 食べることがどうでもよくなった
コロナうつとは?症状の特徴や原因について
経済・生活面での不安、将来への不安、自由に活動できないストレス、感染の恐怖、コミュニケーションの不足など……こういったさまざまな負担が積み重なることで発症するのがコロナうつです。
うつ病は、「遺伝的要因」と「環境的要因」に大まかに分けられますが、コロナ禍で発症するコロナうつは、まさに後者の例だといえるでしょう。
テレワーク(在宅ワーク)の多い会社に勤めている方も要注意です。実はテレワークの影響で「テレワークうつ」を引き起こしている人が急増しているといわれています。
【当てはまったら要注意!コロナうつの兆候】
- 笑うことが極端に少なくなった
- 遅刻することが増えた
- 仕事のミスが多くなった
- メールの返信が遅い
- 電話に出ない
- コミュニケーションを避けたがる
- 朝起きるのが辛い
- やる気がでない
- 身だしなみに気を遣わなくなる
- 食べることがどうでもよくなる
コロナうつは治療できる?放置するとどうなる?
コロナうつは一般的なうつ病と同じで、カウンセリングや投薬治療をして改善へと導くことができます。
ただし、うつ状態を放置して「自然に治す」というのはおすすめできません。
なぜならうつ病は、放っておくと症状が固定化してしまい、治りにくくなってしまうからです。
放置されたうつ病は症状が悪化し、どんどん思考が鈍化していきます。最悪の場合、自殺という悲劇をもたらしてしまう可能性も……。
みなさんは、自分・同僚・部下の心の変化に気が付けていますか?
もしも「おかしいな」「いつもと違うな」「気持ちが沈んでいるな」と思ったときは、できるだけ早く専門家に相談してください。話を聞いてもらうだけでもかなり違ってくるはずです。
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