目次
はじめに
デパス(エチゾラム)は、比較的安全性が高いことで知られている抗不安薬である。容量用法を守っている限り、重い副作用が生じるリスクも低い。ただし軽い眠気を伴うことがあるため、運転や作業の際は念のため注意しておきたい。
抗不安薬デパス(エチゾラム)とは?
画像:沢井製薬
チエノジアゼピン系の抗不安薬(緩和精神安定薬)である抗不安薬デパス(エチゾラム)は、不安や緊張を和らげて気持ちを落ち着かせる薬。作用は比較的軽めで依存性も低い。「就寝前に不安な気持ちでいっぱいになり、眠れなくなる」という人にもおすすめである。抗うつ作用もあるのが特徴の一つ。
抗不安薬デパス(エチゾラム)の効用・作用
①不安を和らげる
そわそわした気持ちを落ち着かせ、不安・緊張を和らげる。
②寝つきを良くする
そわそわ・イライラした気持ちを落ち着かせ、睡眠の質を高める。
③筋肉の緊張をほぐす
ひどい肩こり・腰痛・頭痛にも効用がある。
④けいれんを抑制する
抗不安薬デパス(エチゾラム)はけいれんを予防・抑制する効果もある。
抗不安薬デパス(エチゾラム)のジェネリック製品は?
デパス(エチゾラム)の先発品は田辺三菱製薬だが、後発品には以下のものが挙げられる。
■デゾラム錠0.5mg(武田テバ薬品)
■エチゾラム錠1mg「EMEC」(サンノーバ)
■エチゾラム錠1mg「JG」(長生堂製薬)
■エチゾラム錠1mg「KN」(小林化工)
■エチゾラム錠1mg「NP」(ニプロ)
■エチゾラム錠1mg「SW」(メディサ新薬)
■エチゾラム錠1mg「TCK」(辰巳化学)
■エチゾラム錠1mg「オーハラ」(大原薬品)
■エチゾラム錠1mg「フジナガ」(藤永製薬)
■エチゾラム錠1mg「日医工」(日医工)
■エチゾラム錠1mg「日新」(日新製薬)
■エチゾラム錠1mg「武田テバ」(武田テバ薬品)
抗不安薬デパス(エチゾラム)の併用時の注意点は?
他の抗不安剤や抗うつ剤を併用すると、デパス(エチゾラム)の効きが強くなってしまう恐れがある。現在服用している他の薬がある場合は、必ず医師に相談するように。また、デパス(エチゾラム)を服用する場合、飲酒は絶対に厳禁である。
抗不安薬デパス(エチゾラム)の副作用は?
■主な副作用
眠気、ふらつき、けん怠感、脱力感など軽度なもの。
■重大な副作用
容量用法を守っている限り、滅多なことでは重い副作用は生じえないが、まれに興奮・朦朧・息切れなどを伴うことがある。
抗不安薬デパス(エチゾラム)を服用してはいけない人・注意すべき人
急性の閉塞隅角緑内障を起こしている人、重症筋無力のある人はデパス(エチゾラム)を服用することができない。また高齢者人は副作用がでやすいため、服用量には注意が必要である。
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