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適切な治療・予防と栄養管理
認知症患者さんの中には痛みや不快感があっても、きちんと認識できなかったり、正確に伝えることが出来なかったりする人も少なくありません。当法人では、内科医と精神科医が連携して、一人ひとりの患者さんと向き合い、コミュニケーションを図りながら、内科的疾患の予防や治療を行っています。
その中でも、特に大切にしているのは、「栄養摂取」です。栄養のバランスが崩れた身体では、どんなに良い治療を行っても、その効果も限られたものになります。患者さんの病状や栄養状態をしっかりと把握し、適切に栄養管理することで、治療効果と生活の質の向上を目指しています。
家族が認知症になったときに気を付けることはこちらを参考に
【コツは〇〇?】家族が認知症になったらどうする!?家族を介護する時に気を付けることは?
社会医療法人博友会
北の峰病院 精神科
門田 智則 医師
昭和45年 東京都生まれ
平成11年 旭川医科大学卒業
平成11年 旭川医科大学付属病院第3内科
平成12年 公立芽室病院内科
平成13年 富良野協会病院内科
平成19年 北の峰病院精神科
日本内科学会認定医
〇症状に合わせた栄養の摂取方法
・口から食べることができる場合:経口摂取
口で噛む、味を感じる、見た目やにおいを楽しむなど、食べる行為は 「人間が生きるための根源的な動作」です。心の安定にもつながり、消化器官を使うことが免疫力を向上させます。できる限り口から食べることができるよう、口腔ケアにも力を入れています。
・飲み込む力が低下した場合:胃ろう
飲み込む力が弱ると食べ物の一部が気管に入り、肺炎を起こしやすくなります。そこで、簡単な手術でお腹の皮膚から胃までを管でつなぎ、栄養剤を注入します。消化器官を使い、自然に近い形で栄養摂取ができます。
・消化管を通して栄養摂取ができない場合:中心静脈栄養法
心臓に近い、太くて血液量が多い血管までカテーテルを入れて、必要なエネルギーや栄養素などを投与します。弱った消化器官への負担を軽減できます。
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