トリンテリックスのなどの商品名で販売されている大うつ病性障害の治療に用いられるボルキオキセチン。
適応は「うつ病・うつ状態」。
病院で処方されることの多いボルキオキセチンの副作用、ジェネリック製品、服用すべきではない人、注意すべき人、服用した人の感想などをまとめてみました。
ボルチオキセチンは、トリンテリックスのなどの商品名で販売されている大うつ病性障害の治療に用いられる医薬品である。ボルチオキセチンの有効性は他の抗うつ薬の似た有効性がみられる。英国では、ボルチオキセチンの処方は他の2つの抗うつ薬で十分に改善されない人にのみ推奨される。投与法は経口である。出典:ウィキペディア
画像出典:武田薬品工業株式会社
目次
ボルチオキセチンのジェネリック製品は?
ボルチオキセチンは武田薬品工業株式会社から「トリンテリックス錠」の名前で先発製品として販売されています。
後発製品はまだありません(2020年11月時点)。
部位別にみるボルチオキセチンの副作用
ボルチオキセチンの副作用を重大度、部位別にわけてみました。
主な副作用
皮膚:皮膚そう痒、全身性そう痒、蕁麻疹
胃腸:悪心、嘔吐、下痢、便秘
精神神経:傾眠、頭痛、眩暈、不眠症
重大な副作用
皮膚:発汗、発熱
循環器:高血圧、頻脈
腎臓:尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿
精神神経:不安、焦燥、興奮、錯乱、固縮、ミオクローヌス、自律神経不安定、痙攣、意識障害
電解質:低ナトリウム血症、低浸透圧性血症
代謝:セロトニン症候群、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
上記以外の副作用
ショック:アナフィラキシー反応
過敏症: 血管浮腫
皮膚:発疹、潮紅、寝汗、挫傷、斑状出血
胃腸:胃腸出血
精神神経:倦怠感、異常な夢、リビドー減退
血液:出血
その他:勃起不全、射精遅延、鼻出血、膣出血
「ボルチオキセチン」を服用してはいけない人、注意すべき人
絶対に服用すべきではない人(禁止):過敏症のある人、モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤投与中または投与中止後14日間以内の人
原則として服用すべきでない人(原則禁止):なし
有益性が危険性を上回る場合にのみ服用すべき人(相対禁止):妊婦、産婦
服用しないことが望ましい人(希望禁止):授乳婦
慎重に服用すべき人(慎重投与):眼内圧亢進のある人、痙攣性疾患の人、自殺企図・自殺念慮のある人、出血傾向・出血素因のある人、てんかんの人、脳器質的障害のある人、緑内障の人、統合失調症素因のある人、双極性障害の人、衝動性が高い併存障害のある人、遺伝的にCYP2D6の活性が欠損している人、CYP2D6阻害作用を有する薬剤投与中の人、新生児(低出生体重児を含む)、乳児、幼児・小児(0~14歳)、高齢者(65歳~)
投与に際する指示を受けて服用すべき人(注意):SIADHの人、肝硬変のある人、低ナトリウム血症を起こすことが知られている薬剤投与中の人、遺伝的にCYP2D6の活性が欠損している人、CYP2D6阻害作用を有する薬剤投与中の人、新生児(低出生体重児を含む)、乳児、幼児・小児、50歳以上、24歳以下、18歳以下の大うつ病性障害
「ボルチオキセチン」を服用した人の声
※こちらの声は、Yahoo知恵袋など有名ポータルサイトより集めてみましたが、ここには正確ではない情報も含まれている可能性がありますので、後ほどの医師の見解も追記して参考にしていただきたく存じます。
・1週間内服してみましたが、SSRI特有の胃のムカムカや吐き気の症状が出ています。
・効果発現にかかる時間はSSRIなど他の抗うつ薬とあまり変わらないような気がします。
・少し効いてきたかなが2-4週、だいぶいいわが6-12週くらいでしょうか。
*薬の効き目、副作用には個人差があります。服用には医師の指示に従いましょう。
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