「不安社交障害(SAD)」は「うつ病」に次いで多い心の病気です。日本ではあまり知られていませんが、あがり症や対人恐怖症などと呼ばれていたもので、「人前で話すことに強い不安や恐怖」を抱いて社会生活や仕事に支障をきたします。10 代後半の発症が多いのですが、幅広い年齢層に患者さんがいます。
社会医療法人博友会
北の峰病院 院長
久保 昌巳 医師
昭和44年 富良野生まれ
平成 8 年 埼玉医科大学卒業
平成 8 年 埼玉医科大学神経精神科入局
平成13年 社会医療法人博友会平岸病院
平成13年 社会医療法人博友会北の峰病院
平成17年 北の峰病院副院長
平成21年 北の峰病院院長
精神保健指定医、日本医師会認定産業医・
日本精神神経学会指導医・日本精神神経学会認定専門医
服薬を中心とした治療で治ります
不安社交障害の患者さんは日本の調査で約100万人以上と報告され、決して珍しい病気ではありません。しかし、治療が可能であることが知られるようになったのは最近のことです。
第一選択として使用する治療薬SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、緊張しやすい体質の原因となっている「脳内の神経伝達物質・セロトニンの不足」を補い、脳内を正常な状態に戻して「不安を徐々に感じにくくする」ことができます。服薬を中心とした治療で、患者さんの約9割が日常生活にほぼ支障がないくらいに改善します。
病気と気づかずに放置していると…
不安社交障害の患者さんは、うつ病やパニック障害などを併発しやすいと言われています。つらい症状を「性格の問題」と思い込み、病気と気づかずに過度な不安と恐怖を抱えたまま過ごして、うつ病になるのです。
あなたやご家族は大丈夫ですか?思い当たる症状があったら、早めに精神科の医師に相談してくだい。
社会医療法人博友会は「精神科救急医療」体制が整っております。
平岸病院では休日・祝日を含む365日、時間外診療を実施しております。
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