アモキサピンとは
(Wiki)
アモキサピン(英語: Amoxapine)は、抗うつ薬として用いられる化合物である。第二世代の三環系抗うつ薬として知られ、抗コリン作用が軽減されている。日本ではアモキサンの名で販売され、適応は、うつ病・うつ状態である。処方箋医薬品、劇薬である。1963年、スイスのJ.Schmutzにより合成された。
【副作用】
5%以上に口渇、0.1〜5%に便秘、排尿困難、視調節障害、0.1%未満に乏尿、鼻閉、眼内圧亢進が生じている。
投与量の急減や中止により、情動不安、悪寒、錯乱、頭痛、睡眠障害、倦怠感、嘔気、発汗などがあらわれることがあるため、投与の中止は、徐々に減量するなど慎重に行う。
・倦怠感、脱力感、集中力低下、眠気、頭痛、めまい、立ちくらみ、便秘、肝機能障害
・抗コリン性副作用 – 抗コリン性副作用は三環系抗うつ剤に多くみられる症状である。末梢では、口渇、便秘、麻痺性イレウス、尿閉、急性狭隅角緑内障の誘発などが挙げられ、中枢では、記憶障害、錯乱、せん妄、幻覚、異常高熱などが挙げられる。
・錐体外路症状(EPS) – アモキサピンの活性代謝物はドパミンD2受容体を遮断するため、EPSが現れることがある。早発性では、パーキンソニズム、ジストニア、アカシジア、ジスキネジアなどが挙げられるが、臨床では特別な問題視はされていない。非常に稀ではあるが、高用量で長期間の服用をした場合は遅発性パーキンソニズム、遅発性アカシジア、遅発性ジストニア、遅発性ジスキネジア(口の周辺の異常な不随意運動や舌の震え)などが起きる可能性がある。
・悪性症候群 – 非常に稀ではあるが、高熱を伴うEPS、意識障害などが起きる可能性がある。
アモキサピンの説明に出てきた用語解説
・三環系抗うつ薬:いち早く開発された抗うつ薬。神経伝達物質のセロトニン・ノルアドレナリンの再取り込みを阻害して効果を発揮する。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)と比較すると副作用がやや多いと言われるが、SSRIよりもしっかりとした効果が期待されると言われている。
・抗コリン作用:副交感神経から出た神経伝達物質であるアセチルコリンが各臓器に働き効果を及ぼす作用。便秘、口の渇き、胃部不快感等といった神経症状が出る。
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