仕事が忙しくてネットサーフィンする余裕がない方のためにうつ病に関する最新トレンドやニュースをまとめました。
目次
不安症やうつ病は睡眠に影響するのだろうか
不眠症は最も一般的な睡眠障害で、不安症やうつ病と強い関係がみられます。成人2,762人のうち10.5%に不眠症がみられ、この集団では不安症とうつ病がより多く認められました。不眠症の集団では不安症もうつ病もない人は52.4%、不安症のみの人は21.7%、うつ病のみの人は7.2%、両方有する人は18.6%を占めました。不眠症を治療する際には、精神面も評価して適切に治療することを勧めると研究者らは述べています。
Front Neurolより
楽天的に生きると長生きできる可能性が
楽天的に生きることが長寿に関連するかどうかの研究が米国で行われました。楽天的のレベルとともに健康状態、食事、喫煙、アルコール摂取などの生活習慣を調査した結果、最も楽天的な男女で、11~15%寿命が長いことが明らかになりました。楽天的な人は感情や行動をコントロールできストレスや困難をうまく跳ね返すことができるのではないかと考えられています。
ボストン大学ホームページより
心の疲れ 初期サイン見逃さずに
ある程度、体を休めたりしっかり寝ても取れない疲れは「メンタル疲労」かもしれません。肉体的な疲労は、適度な睡眠と身体を休めることで回復します。それでも「なかなか疲れが取れない」と感じる正体は、実はストレスによる「心の疲労」によるところが大きいと思われます。
●ストレスのサイン
①些細なことが気になる
②胃腸の調子が悪い
③頻繁に手を洗いたくなる
●有効なリフレッシュ方法とは
①夢中になれることを見つける
②心が凝り固まっているときは、体からほぐす
●そもそも心の疲れをため込まないためには
①何事も自分だけで抱えず、人にサポートを求める
②休む=悪ではない
③自分にとって、今最も重要なことを優先する
東洋経済オンラインより
うつ病患者への理想的サポートは
うつ病の治療方法は、うつ病の重症度によって変わる。症状が重い場合はまず休養させ、抗うつ薬による投薬治療を行う。一方、症状が軽い場合は投薬治療を行わず、睡眠時間の確保、散歩などの運動の推奨、節酒・禁酒のすすめといった生活指導や認知行動療法などを行う。
うつ病の治療では、患者さんと主治医のお互いに信頼のおける関係が重要。そのためにも、患者さんには自分の病状について、包み隠さず話すことが大事。
「うつ病の患者さんに対する接し方や距離感の基本は、恥ずかしくて周囲に隠してしまいたい気持ちを乗り越えて、うつ病という病気を受け入れ、きちんと患者さんと向き合って生活を共にすることに尽きると思います。」と精神科医からのアドバイス。
オトナンサーより
うつ病になりやすい男性、難関大→大企業エリートの傾向も
うつ病を含む感情障害の患者は全国に約127.6万人いる。特に40~50代男性の発症が増えている。その年代は過重労働を勤勉にこなす、社会的に成功した人物が多い。競争社会である現代の先頭を走っている人間がなりやすいのだ。
「難関大学から大企業に入り、管理職になるなど、厳しい競争社会を生き抜いてきた彼らには、自信と誇りがあります。しかしこういう人ほど、少しでもレールから外れるようなことがあると、弱さが露呈しやすい。昇進や異動、転職はもちろん、夫婦や親子の不仲、親の介護問題などによる環境の変化が発症のきっかけになります」
抗うつ剤が効くのは約3割の人だけだという。「うつ病を改善するには、己を知ることが大切」
NEWSポストセブンより
以上ニュースのまとめでした。